用語集
World ID・World App関連の専門用語をわかりやすく解説
World ID
ワールドアイディーTools for Humanity(TFH)が提供する分散型の身元証明システム。一人一つしか持てないデジタルIDで、プライバシーを保護しながら「本物の人間」であることを証明できる。Orb認証によって発行される最高レベルのWorld IDは、複数アカウント作成を技術的に不可能にする。
詳しく見るWorld
ワールド2024年10月に「Worldcoin」からリブランドしたプロジェクトの呼称。World ID、World App、World Chainなどを含むエコシステム全体を指す。
World App
ワールドアップWorld IDを管理するための公式スマートフォンアプリ。iOS/Androidで無料ダウンロード可能。Orb認証を受ける際に必要で、認証後はWorld IDを使った様々なサービスへのログインに使用する。WLDやUSDCの管理、Mini Appsの利用も可能。
World Chain
ワールドチェーンTools for Humanityが開発するブロックチェーンネットワーク。Ethereum L2として構築され、World ID認証済みユーザーはガス代無料で取引可能。Mini Appsやトークン送金の基盤となる。
詳しく見るOrb
オーブWorld IDを発行するための専用ハードウェアデバイス。球体に近い形状で、高精度なカメラを使って人間の虹彩(目の模様)をスキャンする。スキャンした虹彩画像はIrisCodeに変換され、元の画像は即座に削除される。
詳しく見るOrb認証
オーブにんしょうOrbデバイスを使用して複数の生体情報(虹彩・顔の深度・サーモグラフィ)を取得し、World IDを発行する認証方法。これらの生体情報を組み合わせることで、同一人物が複数のIDを取得することを防ぐ。World IDの中で最も高いレベルの人間証明を提供する。
詳しく見るCredential認証
クレデンシャルにんしょう政府発行の身分証明書(マイナンバーカード/パスポート)のNFCチップを使用したWorld IDの認証方法。スマホだけで自宅で認証でき、年齢証明や国籍証明などゼロ知識証明による選択的開示が可能。Orb認証と併用することで、より多くのサービスを利用できる。
詳しく見るDevice Verify(デバイス認証)
デバイスベリファイスマートフォンだけで完了する簡易的なWorld ID認証方法。Orb認証ほど強力な一人一ID保証はないが、手軽に認証を受けられる。一部のサービスでのみ利用可能。
Orb Operator
オーブオペレーター世界各地でOrb認証拠点を運営するパートナー企業。日本では博報堂、メディロム、BBBandCompanyなどがOperatorとして活動している。Orbの管理・保守と認証拠点の運営を担う。
詳しく見るWLD(Worldcoin・ワールドコイン)
ダブリューエルディーWorldエコシステムで使用される暗号通貨(トークン)。Orb認証を完了したユーザーにGrantsとして定期的に配布される。World App内での決済やDeFiサービスで利用可能。
詳しく見るGrants(WLD Grants)
グランツWorld ID認証済みユーザーに定期的に配布されるWLDトークン。Orb認証ユーザーはより多くのGrantsを受け取れる。World App内の「Worldcoin」Mini Appから受け取る(Claim)必要がある。
詳しく見るUSDC
ユーエスディーシーCircle社が発行する米ドル連動のステーブルコイン。World App内でWLDと並んで主要な通貨として利用可能。価格が安定しているため、決済や送金に適している。
Mini App
ミニアップWorld App内で動作するアプリケーション。DeFi、ゲーム、決済、ギフトカード購入など580以上のアプリが公開されている。World IDによる人間認証を活用したサービスを提供する。
詳しく見るSign in with World ID
サインイン・ウィズ・ワールドアイディーWorld IDを使って外部サービスにログインする機能。「Googleでログイン」のように、World IDで人間であることを証明しながらサービスにアクセスできる。プライバシーを保護しつつ、ボットや複数アカウントを排除する。
Tools for Humanity(TFH)
ツールズ・フォー・ヒューマニティWorld ID、Orb、World Appなどを開発・運営する企業。2019年に設立。Sam Altman(OpenAI CEO)とAlex Blaniaが共同創設者。技術開発と日常的な運営を担当する。
詳しく見るWorld Foundation
ワールドファウンデーションWorldプロジェクト全体のガバナンスを担う非営利財団。プロトコルの管理、WLDトークンの配布、エコシステムの発展を監督する。ケイマン諸島に設立。
詳しく見るIrisCode
アイリスコードOrbでスキャンした虹彩画像から生成される一意のコード。虹彩画像そのものではなく、数学的に変換された値。IrisCodeから元の虹彩画像を復元することは技術的に不可能であり、プライバシーを保護しながら重複確認を可能にする。
AMPC
エーエムピーシー / Anonymous Multi-Party ComputationWorld IDのセキュリティを支える次世代の暗号システム。虹彩データを暗号化して複数の独立機関(UC Berkeley、FAU、KAIST等)に分散保存し、誰も単独ではデータにアクセスできない仕組みを実現。量子コンピュータ耐性も備える。
詳しく見るPersonal Custody
パーソナルカストディ2024年3月に導入されたデータ管理方式。虹彩コード作成に使用される情報をOrbではなくユーザーのデバイス上で保管する仕組み。ユーザー自身がデータの流れを管理できる。
ゼロ知識証明
ゼロちしきしょうめい / Zero-Knowledge Proofある情報を持っていることを、その情報自体を明かすことなく証明できる暗号技術。World IDでは、「私はOrb認証済みの人間である」ことを、個人を特定する情報を共有せずに証明するために使用される。
Proof of Personhood(人間性の証明)
プルーフ・オブ・パーソンフッドオンライン上でユーザーが実在する一人の人間であることを証明するための概念・技術。AIやボットではなく、また同一人物による複数アカウントでもないことを保証する。World IDはProof of Personhoodを実現する代表的なシステム。
Sybil耐性
シビルたいせい / Sybil Resistance一人の人間が複数の偽の身元(アカウント)を作成する「Sybil攻撃」に対する耐性。World IDのOrb認証は、虹彩・顔の深度・サーモグラフィなど複数の生体情報を用いて一人一IDを保証することで、高いSybil耐性を実現している。
ご注意
World/Tools for Humanityのサービスは継続的に開発・改善されており、 用語の定義や仕様が変更される場合があります。 最新の情報はWorld公式サイトをご確認ください。